1961-02-07 第38回国会 衆議院 予算委員会 第5号
ところが勤労者は工業勤労者と比べて大体八五%イギリスは取っておりますが、他のヨーロッパの諸国は大体七五%前後であります。ところがデンマークに参りましても、スイスに参りましても、ドイツに参りましても七五%、他産業に均衡させるような考えがあるかといって聞きますと、政治の方向としてはそういう方向を考えておるけれども、なかなかそこにはいかない。
ところが勤労者は工業勤労者と比べて大体八五%イギリスは取っておりますが、他のヨーロッパの諸国は大体七五%前後であります。ところがデンマークに参りましても、スイスに参りましても、ドイツに参りましても七五%、他産業に均衡させるような考えがあるかといって聞きますと、政治の方向としてはそういう方向を考えておるけれども、なかなかそこにはいかない。
ここに官公吏と工業勤労者を分けておりますが、この工業勤労者の例で申上げましよう。それの下から四行目ほどのところに昭和二十四年に工業勤労者がもらうところの賃金が六千九百二十一円であつた。その当時この勤労者が一回あたりの旅行に拂うところの運賃が三十七円十四銭、その比率が千分の五・三七ということに相成つております。その勤労者が今日におきましては、その賃金ベースが一万九百七十円に上つている。
旅客につきましては、定期旅客と一枚一枚切符を買われる定期外の旅客とあるのでございますが、先ず第一に定期外の旅客につきましての負担力の点の検討でありまするが、ここに官公吏と工業勤労者の一月当りの賃金の推移と、その時々におけるところの賃金と、この勤労者が一枚の切符を買つて一回の旅行に払う運賃額との比率を参考までにとつて見たのであります。
十一ページをごらんいただきますと、勤労者が毎月とるところの賃金の中で、その賃金と国鉄に拂う運賃との比率がどうなつているかという点につきまして、十一ページには官公吏と工業勤労者とわけて例示してあるのでございますが、たとえば工業勤労者の例につきまして申し上げますと、下の方から四行目ほどのところに、二十四年に工業勤労者の平均賃金が六千九百二十一円であつたのでありますが、その当時この勤労者が一回の鉄道乗車に
官公吏並びに工業勤労者が一月にもらうところの賃金と、またそういつた勤労者あるいは官公吏が一回の旅行に払うところの運賃とが、どんな比率になつているかという点でございますが、工業勤労者の例について申し上げますると、この下から四行目に六千九百二十一円という数字がございますが、これが二十四年当時の工業勤労者の一箇月の平均賃金であつたのであります。
一番右に工業勤労者のサラリーの指数が出ておりますが、百三十七倍程度になつております。これと比較いたしまして、國鉄の運賃指数は次の第八表各運輸機関別運賃指数というのがありますが、これは昭和十一年をやはり百といたしまして、旅客が最初の一キロ当りの運賃五七・六九倍となつております。これを平均に直しますと、五十倍であります。それから貨物の運賃は大体七十二倍程度になつております。
これに対して給與指数を見てみますと、官公吏の例として國鉄を見ますと、大体八十六倍でありますが、工業勤労者の場合においては、百三十七倍程度になつております。これは二十三年九月現在であります。 第八表をお開き願いますと、運輸機関別の運賃指数が載つております。